令和２年度 大隈病院 病院指標

脳腫瘍・脳卒中や頭部外傷をはじめとする脳外科疾患の治療を積極的に行っています。
また、ガンマナイフによる放射線治療目的の疾患を中心とした治療も行っており、脳腫瘍のみで237件の治療を施行しました。
これら以外にも三叉神経痛、脳動静脈奇形のガンマナイフ治療も行っています。

令和2年度中、当院内科の患者さんの平均在院日数・転院率・平均年齢を上位5位について集計しています。75歳以上の高齢者が多く、入院期間も1ヶ月前後と長期化しています。
2番目の「小腸大腸の良性疾患」はポリープ切除術の患者さんで若い方も多いため、平均年齢が低く、入院期間も短期です。
新型コロナウイルス感染症流行の影響で全ての疾患の患者数が減少しています。

令和2年度中、当院整形外科の患者さんの平均在院日数・転院率・平均年齢を上位5位について集計しています。
高齢者の骨脆弱性骨折である大腿骨近位部骨折、腰椎圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄症などの症例が多くなっています。

令和2年度中、当院外科の患者さんの平均在院日数・転院率・平均年齢を上位5位について集計しています。
外科は多岐にわたる手術が実施されています。鼠径ヘルニア手術、上部・下部消化管疾患、肝・胆・膵疾患等の手術療法を行っております。
また、入院に際しては、術前診断を詳細に行っております。

高齢者の骨脆弱性骨折である大腿骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折などの症例が多くなっています。
また、腰部脊柱管狭窄症などの疾患や人工膝関節の手術も行っています。

令和2年度中、当院外科の患者さんの平均術前後日数・転院率・平均年齢を上位5位について集計しています。
外科は多岐にわたる手術が実施されています。鼠径ヘルニア手術、上部・下部消化管疾患、肝・胆・膵疾患等の手術療法を行っていて、腹腔鏡を用いた低侵襲手術も行っています。

脳神経外科では、脳腫瘍・脳動脈瘤に対する開頭手術を積極的に行っています。
多くは、転移性脳腫瘍・髄膜腫・未破裂脳動脈瘤に対する、開頭手術が占めています。
脳腫瘍の開頭手術で全摘が困難と判断した場合は、ガンマナイフによる放射線治療も行っております。
脳動脈瘤の手術で、発生場所・年齢等を考慮し、カテーテル手術（コイル塞栓術）も行っております。
虚血性脳血管障害に対してカテーテル手術（血管内治療）を行っています。
経皮的頚動脈ステント留置術8件、経皮的脳血栓回収術2件、経皮的脳血管形成術3件、そのうち予定手術5件、緊急手術8件でした。
当院では、24時間体制で脳神経外科又は脳神経内科医師が待機しています。脳卒中や頭部外傷に対して、緊急手術も随時行い、休日・夜間の対応も行っています。

令和2年度中に当院内科を退院した患者さんの手術毎の平均術前日数・転院率・平均年齢を上位5手術について集計しています。
内科での手術はほぼ内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が占めています。
2番目の骨折観血的手術は、整形外科での手術後に内科へ転科された例です。